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明日使える 光計測の基礎
都産技研では、可視光から赤外光まで材料の光学特性を幅広く測定し、中小企業の製品開発を支援しています。様々な分野の企業から寄せられる多種多様な要望に対応するため、専門の研究員が技術相談や依頼試験を実施するとともに、研究開発を行い、より質の高い技術支援に努めています。
本書は、このような取組みの中で得た光学計測に関する技術・ノウハウなどをわかりやすくまとめた、はじめて「光」に関する計測技術を学ぼうとする方々を対象とした入門書です。
紫外線から遠赤外線までの「光」の性質、「光」を照射したときの物質の振る舞い、あるいは物質から放射される「光」についての概要やこれらの測り方などを分かりやすく解説するとともに、読者の方々が実際に測定することを想定して、著者らが所属する公設試験機関における光学計測技術の測定方法やその原理、測定装置についても解説しています。できるだけ平易にわかりやすく、実務でも活用していただける内容となっています。 ぜひご一読ください。
定価:本体 1,700円+税
発行日:2016年3月
サイズ:A5
ページ数:160ページ
目次
- 第1章 知っておきたい光と熱の基礎
光の基礎を、「光放射」と「熱放射」に分けて、それぞれの原理や基本的な性質について解説します。
- 第2章 光と熱を利用した主な技術や製品
「光」を「光放射」と「熱放射」に分けて、その性質を利用した技術や製品について解説します。さらに、「光放射」や「熱放射」と材料の相互の特性を利用した技術や製品についても解説します。すべての製品や技術を取り上げることはできませんが、主に日常生活の中で使われる、あるいは目にするものを選びました。
- 第3章 実際の材料・製品の光学特性の測定の実際
各光学特性の原理や測定手法について、紫外から可視、赤外の各領域における透過率・反射率測定や放射測定、非破壊・非接触測定などに分けて解説します。