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照明試験
省エネをリードする測光・光利用技術支援
LEDを使用した照明機器の開発・普及に伴い、技術相談や依頼試験も増加しています。LED照明等の照明機器の新需要や新規格に対応した性能評価試験をより充実させ、照明を開発する企業のご要望にお応えしています。
光に関するさまざまな試験に対応
照明器具を開発する上で必要な、配光特性、全光束、照度分布や電球、蛍光灯、LEDなどさまざまな光源を搭載した照明器具の光学的特性を包括的に測定します。
照明関連器具の色合いや光の指向性、明るさ分布を測定します。
LEDや有機ELなどの新光源に対応した試験が可能です。
依頼試験
- 光束測定
- 光度測定
- 照度測定
- 分光分布測定(分光放射照度、分光放射束)
- 光フリッカ測定
- 配光測定
- 色彩測定(色度、色温度、演色評価数)
- 照明製品の消費電力測定
- 青色光網膜傷害リスクレベル測定
主な試験装置
配光装置 | 球形光束計 | 光フリッカ測定装置 |
---|---|---|
LED蛍光灯などの照明器具の光度を各角度ごとに測定 | LEDランプなどの各種光源の全光束を測定 | 照明器具の光フリッカ(ちらつき)を測定 |
発光分光装置 | 分光放射照度測定装置 | ハイパースペクトルカメラ |
光源の色彩測定(色度、色温度、演色評価数) | LED電球や蛍光灯などの各種光源の波長毎の出力(スペクトル)を測定し、色合いや色見えを評価 | 波長ごとの画像取得が可能 |
担当研究員から
LED照明を中心に充実した試験設備で行う「照明試験」
Q.試験の目的はどのようなものですか?
A.
お客さまから持ち込まれた試作品が設計仕様どおりにつくられているか、JIS規格などに定められた数値を満たしているかどうかなど、製品の性能を評価する目的で行っています。
Q.試験をよく利用される業種や製品は何ですか?
A.
照明器具メーカーや照明関連の卸売業などのお客さまに多くご利用いただいています。近年では蛍光灯や電球の測定は減少して、LED電球や直管形LED、LEDダウンライトなどが増えてきています。
オフィスや家庭用だけでなく、トンネルや船、信号機、工場の天井につける照明など、試料はさまざまです。
Q.都産技研の照明試験の特徴は何ですか?
A.
LED照明試験に必要な一通りの設備が整っていることです。
当初LED照明は、大手の家電メーカー等が開発・販売をしていましたが、市場に新規参入する企業が増え、今ではさまざまな製品に使われています。一方で、もともとは別の技術分野や製品を扱っていたため、LEDに詳しくないという企業がお客さまとして多くご相談に来られます。
都産技研では単に計測するだけでなく、お客さまからのご質問やご相談に丁寧にお応えするようにしています。私ども研究員もお客さまに「照明のことがよく分かった」と言っていただけることを喜びに感じています。
お問い合わせ
技術相談受付フォーム(外部リンク)からお気軽にお問い合わせください。担当部署におつなぎします。