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音響試験
騒音を防ぎ快適な音環境を創造する
都産技研は、「音」の技術分野を総合的に支援している唯一の公設試験研究機関です。
無響室、半無響室、残響室、結合残響室を用いて、JIS規格やISO規格に対応する試験の他、開発の初期段階から製品化までを包括的に支援するオーダーメード型技術支援を行います。
音に関するさまざまな試験に対応
低騒音機器および音響機器の開発支援、音響材料の開発支援を行います。製品性能の技術的根拠の取得、製品の印象や付加価値の向上、企業イメージの向上に繋がります。
- 家電製品・情報機器などの騒音分析、音響パワーレベル測定
- 低騒音機器、音響機器の開発支援
- 心理や感性を考慮した騒音分析、音質評価
- 建材や音響関連製品などの吸音性、遮音性、制振性の評価
依頼試験
- 音圧レベル、騒音レベル、心理音響評価量測定
- 音響パワーレベル測定
- 周波数特性測定
- 指向性パターン測定
- 波形分析
- 周波数分析
- 残響室法吸音率
- 音響透過損失
- 制振性能測定 損失係数測定
- 垂直入射吸音率・音響透過損失測定
主な試験設備
無響室(機械装置の騒音を測定) | ||
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ダミーヘッド | 音響分析装置 | |
適用分野
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半無響室(機械装置の騒音を測定) | ||
レーザードップラー振動計 | 心理音響分析システム | |
適用分野
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残響室(建材などの吸音性能を測定) | ||
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垂直入射吸音率測定装置 | ||
適用分野
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結合残響室(タイプ2 試験室)(建材などの遮音性能を測定) | ||
重量床衝撃原 | ||
適用分野
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担当研究員から
音に関する総合的な支援を行う「音響試験」
Q.試験の目的はどのようなものですか?
A.
音響試験は大きく分けて、機器から出る騒音の大きさを測定し音の特性を調べる試験と遮音や吸音など建材等の音響性能を調べる試験の二つがあります。
音の性能評価、完成した製品の品質チェック、開発中の製品の材料選定、騒音へのクレーム対応など、さまざまな目的で試験を行っています。
Q.試験を必要とする製品や、よく利用されるお客さまの業種は何ですか?
A.
特に多いのはプリンタやパソコンなどの情報機器、空調、掃除機や扇風機などの電化製品、医療機器などです。
遮音・吸音では特に建材メーカーが多く、パーティションや道路用防音パネル、ドアや椅子などの製品を試験しています。
Q.試験をすることで得られるメリットは?
A.
一つめは製品の信頼性向上によるビジネスチャンスの拡大です。製品の性能を把握・評価し、必要に応じて改善策を提案するなどしています。
二つめは製品イメージの向上です。製品から出る騒音の原因を究明し、改善点を提案し、製品の付加価値を高めることで会社や製品イメージの向上につながります。
三つめは海外市場への進出や新規市場への参入です。海外での販売・事業展開を目指しているお客さまの製品が、国際規格に対応しているかを調べ、輸出をスムーズに行うために支援します。
お問い合わせ
技術相談受付フォーム(外部リンク)からお気軽にお問い合わせください。担当部署におつなぎします。