炎色反応によるナトリウムイオンの検出

白金線を金属イオン溶液に浸し、バーナーで加熱すると、金属の種類により炎の色が変化する。これを利用することによりナトリウムイオンを検出することができる。なお、この方法はナトリウム以外の金属にも使用できるが、複数の金属イオンが含まれているときは使用できない。

試験方法

1）変色部を水でしめらせて、洗液を抽出する。

2）白金線に付着している金属汚れを取り除くため、白金線を赤熱させ、炎の色が変化しないことを確認しておく。
ナトリウムイオンの炎色反応は、手で白金線に触れただけでも反応を示すほど、非常に鋭敏である。

3）2）で赤熱した白金線を抽出液に浸す。

4）白金線をバーナーに入れる。炎の色が写真のような橙色になれば、ナトリウムイオンの存在を示す。