1921年、府立東京商工奨励館が設立されました。
翌年は、平和記念東京博覧会が開催され、第一次世界大戦の終結を記念し、日本産業の発展を祈った年でした。
1924年、東京市電気研究所が設立されました。
翌年は、東京放送局(NHKの前身)がラジオ放送を開始しました。
1927年、東京府立染織試験場が設立されました。
数年後には世界大恐慌が始まり、生糸の輸出が急激に落ち込んで、日本の繊維産業も大打撃を受けました。
1959年、東京都立アイソトープ総合研究所が設立されました。
国民所得倍増計画の発表、黒部ダムの竣工、東京オリンピックの開催など、日本の高度経済成長を感じさせる時代でした。
1970年、東京都立工業奨励館と東京都電気研究所を統合し、東京都立工業技術センターが設立されました。
経済成長に酔いしれた大阪万博、その後のオイルショックと、日本経済は激動の時代でした。
1997年、東京都立工業技術センターと東京都立アイソトープ総合研究所を統合し、東京都立産業技術研究所が設立されました。
山一証券や北海道拓殖銀行の破綻など、バブル経済の崩壊を目の当たりにした時代でした。
2006年、地方独立行政法人へ移行し、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターが設立されました。
この時代は何と言ってもリーマン・ショックによる世界的な金融危機です。
このページをご覧の方々の中にも、大きな影響を受けた方々も多いと思います。
2011年、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターは、江東区青海に移転しました。
東日本大震災の影響で移転の遅れはありましたが、皆さまのおかげで無事移転することができました。
これからも都産技研は、変わりゆく産業の中、変わらない使命を背負い、走り続けます。